降りしきる雨の中。
気づいた時には、首の角度が「おばたのお兄さん」になっていたのであった。(まーきのっ)
- 「自分は大丈夫」は危険
- JAFの概要とロードサービス
- JAFと自動車保険で万全
- JAFの特徴
- JAFに加入するデメリット
「自分は大丈夫」は危険
写真が答え
アマゾンフレックスでは、日々アマゾン商品の配達を行なっています。
私がJAFに加入したのは先月で、その矢先の単独事故?というか、キレイに溝にはまってしまいました。
そして、心から思ったことがあります。
「JAFに入っていて本当に良かった…」と自分の運転は平均以上?
ある論文では、運転をする人は自身の運転技能を過大評価する傾向があるとし調査を行ったところ、約70〜80%の人が「自分は平均以上」と回答をしたそうです。
私たちは配達員で、日頃から運転に慣れているとはいえ、それは運転の技術として反映されているかは分かりません。
そんな私たちが「自分は平均以上」と考えているのだとしたら、その過信が、単独事故ないし衝突事故を招く要因の一つになる可能性は十分考えらます。
誰にで起こりうる
私自身も心のどこかで「自分は大丈夫だろう」というおごりがあったと思います。
「毎日運転しているし、運転に慣れているのだから」
しかし、実際はこの通りです。
慣れている。慣れていない。稼働時間の長短というより、運転する全ての人に、一定の確率で起こりうる。
というのが私なりの答えです。
したがって、少しでも稼働するのであれば、JAFの加入は検討するべきだと思いますし、私のように実際に体験してみると、JAFへの加入は高くないどころか、大幅に安く済んだのは間違いありません。
JAFの概要とロードサービス
そもそもJAFとは
日本自動車連盟(Japan Automobile Federation、略称JAF)は、1963年に自動車の普及と安全を推進し、会員の車のトラブルをサポートすること目的とし、日本のロードサービスを提供する非営利団体です。
JAFには個人会員と法人会員があり、会員になることでロードサービスを無料または割引価格で利用できるほか、各種特典が受けられます。
主なロードサービス
主なロードサービスをご紹介しますが、細かい情報は公式ホームページをご覧ください。
- バッテリー上がり
- パンク
- キー閉じ込み
- 燃料切れ
- 故障車けん引
- 落輪(私のやつ)
- 雪道でのスタック
- 異音・異臭
以上が主なロードサービスですが、自分自身で対応可能なものは、いくつありましたか?
車に詳しい方であれば、バッテリーやパンクは自分で行えるかもしれませんが、それ以外の部分を自分でカバーするのは、ほぼ不可能ではないでしょうか。
作業代は「ほぼ無料」
JAFの個人会員の年会費についてです。(2024年6月時点の情報)
- 入会金2000円+年会費4000円=計6000円です。
- クレジット払いだと500円割引されて、5500円です。
私の「落輪」ですが、JAFにも自動車保険にも入ってなかった場合にかかる費用は、25.630円以上で、これがJAFに加入することで、年間6000円で済みます(また落ちても大丈夫)
今回の場合は、自動車保険のロードサービスでも対応が可能だったのですが、真っ先に浮かんできたのはJAFでした。
逆に自動車保険のロードサービスがすぐに浮かんで来ず、電話番号すら控えていませんでした。
夜道で強い雨が降る中、多少なり動揺していましたが、アプリをダウンロードしていたためスムーズに助けを呼ぶことができました。
JAF +自動車保険で万全
ロードサービスだけでは不十分?
「自動車保険のロードサービスで十分でしょ?」
そう思う方が多くいくると思いますし、かくいう自分も、そう思っていました。
また、ガソリン会社のクレジットカードにもロードサービスがついていたりと、「その二つがあれば十分」と思われる方もいると思いますが、しっかり調べてみました。
ガソリン会社のクレジットでは、準備不足。
あるガソリン会社のクレジットカードのロードサービスを紹介します。
- レッカー車による移動が10kmまで無料
- キー閉じ込み
- バッテリー上がり
- パンクしたタイヤの交換
- 落輪時の引き上げ(落差1m以内で1本まで)
- ガス欠時の給油
- その他の作業
これだけみると、「十分では?」と感じるかもしれませんが、自動車保険・JAFの場合は、レッカー車の移動は100キロ〜120キロです。
それに加え、キー閉じ込み以下全ての作業が30分以内は無料という制限が付きます。
「それって作業員さんの能力次第では…?」と感じてしまいますし、私が落輪した際の作業時間は1時間半程度なので、一つの問題で確実に費用が発生すると思われます。
それ以外にも、手元にクレジットカードを持っていないと対応してくれないなど、緊急時のサービスとしては不十分という印象を受けます。
自動車保険のロードサービス
自動車保険のロードサービスは、クレジットカードに比べると充実しています。
詳しくは、ご自身の加入している保険会社のホームページを確認していただきたいのですが、ほとんどの場合で、「JAFに加入している場合」の案内が出てきます。
落輪は対応していても、雪道でのスタックは対応していなかったり、パンクは対象外など、自動車保険のロードサービスだけでは、想定されるであろう問題を安心できるレベルまで備える事ができません。
自動車保険もそれを理解しているので、「JAFに加入している場合(加入してください)」と遠回しに訴えているようにも思います。
対応が遅い場合がある
ネットの情報で申し訳ないのですが、JAFと自動車保険のロードサービスを比較した際に、現場までの到着時間に違いがあるようです。
私が事故を起こした際に、JAFの到着時間は約30分ほどでした。
その後、JAFの方が保険の申請のため電話をしたのですが、保険会社の電話は30分以上繋がらず、事故後の手続きに時間がかかりました。
事故の窓口は違うのかもしれませんが、ロードサービスを専門に行っているJAFと、保険と併用して行っている保険会社を比べると、サービスに差が出ること容易に想像がつきます。
JAFの特徴
ここまで、JAFと自動車保険のロードサービス、ガソリンのクレジットカードのロードサービスと比べてきましたが、ここでJAFの特徴をご紹介したいと思います。
自動車ではなく「個人」にかかる
JAF最大の特徴は「個人」にかかっているところです。
というのも、自動車保険は加入した車の事故に対応するサービスですが、JAFは加入している個人にかかるため、配達中以外でも、友人の車や家族の車に乗っていても、万が一の際にサービスを受けることができます。
その運転者が加入していれば一番ですが、必ずしもそうでない事もありますし、「自分の身は自分で守る」という意味でも、自身が加入していれば安心できます。
車以外でも
前述した通り、JAFは「個人」にかかっているため、レンタカーなども対応しているほか、バイクにも対応していてます。
フレックス以外の、バイクで行うギグワーク(ウーバーや出前館等)を並行して稼働している方にも対応しています。それで年間6000円は、かなり良心的ではないでしょうか。
無制限のサービスが多い
自動車保険のロードサービスの場合、バッテリー上がりなどは、原則1回までは無料で行ってくれますが、2回目以降は有料となる場合がほとんどです。
しかし、JAFの場合は無制限であることが多いです。
アマゾンフレックスで稼働していれば事故にあう可能性は高くなりますし、車の消耗も早いです。
JAFに加入していれば解決できる問題も、加入していないことで翌日の稼働もできなかったり、数日後にまた同じような問題が発生したりする可能性もあります。
そのような観点からも、JAFにはサービスの上限がないので、多少車が古かったり、初めて間もない場合でも回数を気にすることなくサービスを受けることができます。
自然災害の事故にも
昨今の異常気象などで、川の氾濫や台風などによる自動車の被害をニュースで見ることがあります。
他のサービスは自然災害には対応していないことが殆どですが、JAFは自然災害も対応しています。
保険会社のサービスによっては、雪道でのスタックなどは対応していない場合も多いので、そこもJAFは対応していますし、チェーンの取り付け・取り外しなどもサービスに含まれています。
それ以外にも、走行中の異音や異臭も対応しているため、稼働時に問題が発生しても、早い段階でJAFを呼び、対応ができるかもしれません。
JAFに加入するデメリット
ここまで、JAFのメリットばかりをお話ししてきましたが、デメリットについても考えたいと思います。
あまり思い浮かばないのですが、あげていきたいと思います。
入会金・年会費がかかる
JAFに加入する場合、入会金2000円、年会費4000円の6000円がかかることはご説明しました。
クレジット払いだと500円割引があります。
確かに費用はかかりますが、あらゆる「万が一」を想定すると、割高ではないと個人的には思います。
使わない可能性がある
JAFは掛け捨ての保険のようなサービスで、何も起きなければ損する形になります。
あくまでも万が一に備えてのサービスなので、もったいないと感じるのも理解できます。
ロードサービスを受けられない場合がある
可能性は低いですが、一定の条件によってサービスを受けられない場合もあります。
- 改造車の場合や正規のナンバープレートではない場合
- 無免許・飲酒運転をしている場合
- 実施場所によっては、管理者や土地所有者の了解が必要
- 積載物に損害が生じる可能性がある場合
- そもそも立ち入り禁止場所の場合
など、サービスを受けられない場合があります。(詳しくは公式ホームページをご覧ください)
とりわけ、アマゾンフレックスでの配達中は、積載に損害が生じる可能性がある場合には、該当する事があるかもしれません。
私の事故の時は一般道であり、荷物も少なかったため問題ありませんでしたが、場合によっては荷物の移動などが必要になるのかもしれません。
まとめ
アマソンフレックスで稼働するにあたり、JAFへの加入は必須だと感じています。
自分自身でバッテリーやパンク、それ以外の問題を対処できるなら未加入でも問題ないと思います。
しかし、副業で行っている方も多いと思いますので、必ずしも専門的な知識を持ち合わせていないと思いますし、私自身も、いざバッテリーやパンクが起きても、対応ができません。
たとえ道具を揃えていたとしても、時間がかかってしまったり、一時的に対応ができたとしても、結局また同じことが起きるといった可能性も否定できません。
私たちは配達に集中し、万が一の対応はプロに任せる。
といったスタンスが、アマゾンフレックスで稼働する上では良いのではないかと思います。
繰り返しになりますが、事故を経験してJAFの必要性を痛感しました。
本当に入っていて良かったと思いますし、加入していない、もしくは検討している方は、必ず入るべき!!
と、私は言い切ります。
事故を起こしてから「入っとけば良かった…」なんて後悔がないように、準備万端にした上で、日々の配達を頑張りましょう!
それでは、また!
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