心のどこかでは、自分は「普通以上」と思っているのかもしれない。
何をもって「普通」と言っているかも、もはや分からないが、なんとなくそう思っている自分がいる。
しかし、その「普通」も環境が変われば普通でなくなる。
普通以上になるのかもしれないし、普通以下になるのかもしれない。
大谷翔平選手がスーパースターであることは変わりないが、彼が新体操の世界に飛び込んだとしたら、間違いなく「普通以下」になる。
そんなことは「あり得ない」のだとしても、どこかの会社でふんぞり返っているいるであろう人は、井の中の蛙。
少し横にスライドしただけで、「使えない」のレッテルは、子供がクリアケースに貼るシールのように、あっけなく貼られてしまうものなのだと思う。
でも、そもそものスタンスとして、「自分は普通以上」「自分は相対的にはマシな方」「優秀な方」という勘違いは、なぜ生まれてしまうのだろう。
かくいう自分も、自分のことが優秀だなどとは口が裂けても言えないが、「普通くらい」「普通以上」なんていう考えを持っていたし、いまだにそう思うこもある。
けど、それは大きな勘違いだと、最近よく気付かされる。
昨年に退職した後、失業保険をもらいながら半年間が過ぎ、特にやりたいことも見出せず、「一人でできる仕事」ということで軽配送業を始めた。
特に稼げるわけでもなく、扶養を気にするアルバイトの皆さんの方が、よっぽど頑張って稼いでいると感じる時もある。
地方移住後、数ヶ月は仕事があったが、7月からは仕事が激減し、ここでもまたアグラをかいていたツケが回ってきた。
悩んだ挙句、「就活をしてみよう」と思い始めてみたものの、40手前の未経験者を雇ってくれるところはない。
自分が採用側に回ったとしても、新卒のピチピチな若者と、ひねくれたアラフォーを比べれば、投資対象として後者に魅力を感じるわけがない。
「年齢」という時点でも、もはやこの市場では「普通以下」であることは明らかだ。
それに加え、未経験職種であったり、転職回数が多い、エクセルワードもろくに触れず、流行りのプログラミングもできない。
これ!といったスキルもなく、こうしてブログを通して愚痴を綴るほどの脳みそしか蓄えなのない自分の、どこか「普通以上」なのだろうか。
そんな甚だしい勘違いを未だにしている。
退職する前は、その至極小さい箱の中では「普通以上」だったのだろう。
慣れた環境で、特に分からないこともなく、実力もないのに偉そうにし、時として「できない人」の悪口を言う。
しかし、今はどうだろう。
自分が「できない人」となった時に、それを受け入れられず、「自分は普通以上だ」なんて、フルチンになっても自分はまだ高級スーツを着ているとでも思っているのだろうか。
こんな話、どっかで聞いたことがあるぞ。
自分でも何が言いたいか分からなかったが、こうしてブログを通じて頭を整理して思うことは。
「現実を受け入れろ」
ということなのだろう。
これまでの、痛々しくて恥ずかしい勘違いを正さないといけない。
まるで中学・高校の時の写真を見ているような恥ずかしさだ。
なんでそんなダサくて、眉毛が細くて、腰パンなのか。
目を覆いたがる恥ずかしさだが、それもまた現実。
使えないなら使えないなりの道を探さないといけない。
そもそも使えないなら、それはそれで「仕方ない」と開き直るのもありだろう。
自分自身の能力・努力もあるとは思うが、自分が思っているよりも、はるかに周囲の環境の影響を受けているものだと思う。
金持ちの家庭に生まれていれば、「使えない」人にはならなかったかもしれないし、たとえ使えなくても、親が偉ければ「使える」人間として、どこかの国の議員にでもなるのかもしれない。
しかし、もはやそんな話でもない。
首都圏か地方か。そんなことを悩んでも、自分の能力は何一つ変わりはしない。
マンションか一軒家か。そんなこと悩んでも、煩悩ばかりでは永遠に満足もできないだろう。
それだとしても「環境が人を育てる」ということを前提とするならば、何か目的・目標を達成するには、自分自身の誠実さがあることを前提に、ある一定以上の環境は必要なのかもしれない。
と、そうやってキョロキョロしているうちに人生は流れていき、気づいたら腰が曲がっていると想像すると、ナイキのスローガン「JUST DO IT」が頭をよぎる。
もはや理屈ではないのかもしれない。
そろそろスッキリしてきた。
たまにこうやって排泄をしないと、頭が言葉で溢れてしまう。
排泄するときに、その正しさや正確さを考えることなどないだろう。
もっと形の良いものを出したい。綺麗に終わりたい。とかね。
ブログもそれと同じで、出すだけ出して終わる。
だから終わるのだが、どうにもこうにも、最後のけつの拭き方が分からない。
紙がない。紙がないのか。
だとするなら、「みっちゃん」しかない。
みっちゃんみちみちうんこして〜、紙がないから手で拭いて〜、もったいないから食べちゃった〜。
これは関東圏なのか、それても自分の周囲だけの歌だったのか。
いずれにしても。
ごちそうさまでした。
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