何を残せるのだろう

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最後にブログに触れたのは、およそ2週間前。

現在はせどりに注力していて、始めて1ヶ月にしては、少しばかり結果が伴っているようにも思うが、それは個人的な主観で、上を見ればキリがなく、下を見てもキリがない。

いずれにせよ、この「せどり」を続けていこうと思っている。

 

しかし、その手前で、頼りにしていたアマゾンフレックスから、とうとうコウノトリが鳴き、すっからかん。

手元の収入が減り、いよいよお金がなくなってきた。

 

かくいう自分は、その環境を横目に焦りもせず、レトロフリークを買いたくて仕方ない。

そして、購入をしようと口座を確認したところ、いよいよ底をつく所まで来たところを、先ほど認識した。

 

そんな哀れな自分を嘆くのは飽きたし。秋田に移住しただけに?(は?)

このどうしようもない自分を責めるのにも、いささか疲れた。

もはや、1周回って「どうでも良くなってきた」というのが本音だ。

 

しかし、この「どうでもいい」

は、仏教の「空」の理念に非常に似ている。

結局。

あっちもこっちも同じだ。

自分で選んでいるようで、この世界は「縁起」という名の元に、自分の意識は反映されていない。

 

自分で「選んだ」コーラもコーヒーも、あなたが選んだわけでない。

ただこの世界に「コーヒー」「コーラ」という名の商品がどっかから生まれただけ。

そのコーヒーやコーラですら、自然の恵みなしに作ることはできない。

そもそも、人間という愚かで逞しい生物がいなければ、それらが作られることもなかったはず。

 

周囲にあるもの全てが「縁起」

ただ、この時代に生まれたから、それらの恩恵を受け得ているだけで、一歩時代が違えば、敵軍艦に突っ込んでいたのかもしれない。

そう考えたら、その出来事の必要性を説く前に、そうやって命を散らさなければいけなかった時代や人々がいることw認識し、この体たらくな自分を悔い改めなくてはならない。

平和ボケ。平和ボケ。

もはや「ボケ」という言葉では言い表せられないほど、人間なのか「日本人」なのか。

落ちぶれてしまったのだと思うと、一見悲しくも感じるが。

 

やっぱり「空」

なのだと思う。

 

ただ生まれ、育ち。

あぁでもない。こうでもない。

戦争が起きる。災害が起きる。地球は破滅する。

そんな事をSNSで騒ぎ散らしているこの時代も、「空」でしかない。

そんな気がしてしまう。

 

「諦める」という言葉は、仏教用語で「明らかにする」という意味らしい。

そう捉えると、全てを諦めた時。

自分の中のこだわりやプライドを諦め、この時代やこの運命に、いっそ身を委ねてしまえば良いのではないかと思う。

 

そう思えば。

眠れない夜も、少しは安心できるのかもしれない。

 

何もやっても変わらない。

けど、ひたすら何をやっても、変わりはしない。

 

現象が起きて。

終わる。

人生の終わりに、ただ一歩一歩近づいていくだけ。

 

でも。

静かに寝言を言っている次男を横目に思う。

 

一体、自分は。

この運命に。

この人生に。

何を残せのだろう。

 

何も残す必要はない。

なぜなら「空」だから。

 

でもね。

それがたとえ儚い人生だとしても。

 

その一瞬一瞬は、家族との時間を大事にしたい。

目の前で、マスクをしながら、新しくレジンアクセサリーを始めた妻。

中2病、真っ只中の長男。

しっかり者の長女。

 

たとえ、この人生が意味のない「空」だとしても。

いずれ全員が土に還り、全て終わるのだとしても。

一緒にいられる間くらいは、笑い、触れ合い、ぶつかり、泣き、苦しんみたい。

 

そして、それを「金」なんていう、どこぞの誰かが作った制度のために阻害されたくはない。

 

倫理的な話?

なんだそれ。 

 

結局、世の中金じゃねーか。

分かってた。

分かってたけど。

なんか格好つけて抗ってみただけ。

そして、行き着いた。

最高の「格好悪い」

 

この底辺中の底辺。

それを認識しても、仕事なんてしたくない。

誰のため働いてんだ?

「お客様のために」って、それ本当かよ。

 

そんな仮面武道会で生きるには、素顔のままでは生きられないらしい。

息はしずらいが。

金くれるなら、仮面の一つや二つ被ってもいいじゃない。

って、それ本当かよ。

 

そんな、最新の顕微鏡でも見えないような小さい話をしたところで、ブログを閉じることにする。

安心して寝る。

だって。

 

「何もない」のだから。

 

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